こんにちは!接骨院開業コンサルタントのウエダケンジです。
ブログの順番どおりに進めれば、接骨院の開業が準備できちゃうシリーズ。
これまでの【事業計画書を書いてみる】【コンセプトを決める】【開業場所を選ぶ】【損益分岐点を出す】は基礎編でした。
今回からはいよいよ応用編の始まり、まずは【開業資金を集める】です。
とても大事なフェーズなので、【前編】【後編】の2回に分けて紹介します。
自己資金の先生も、よろしければおつきあいください。
開業資金には初期費用と運転資金がある
まず接骨院の開業資金には、いくら必要なんでしょうか?
平均相場は1,000万円とも言われてますが、ウエダが見てきた実感ではかなりの幅があります。
テナントの家賃だけ見ても、月に10万円と50万円では5倍も変わってきますし。
開業資金の予算規模は人によってさまざまですが、誰にでも共通して重要なことがあります。
それは、開業資金=<初期費用>オンリーではなく、<運転資金>も含めた金額で検討すること。
あくまでも”例”ですが下の図をご覧ください。
1 初期費用:開業前に必要な費用
初期費用例
項目 | 金額 |
---|---|
物件取得費 | 50~300万円 |
設備費 | 200~300万円 |
内外装費 | 50~500万円 |
備品購入費 | 10万円 |
販売促進費(広告など) | 10~100万円 |
合計 | 300万円~1,000万円以上 |
2 運転資金:開業後に必要な費用
運転資金例
項目 | 金額 |
---|---|
人件費 | 30万円 |
テナント賃料 | 10万円 |
水道光熱費 | 5万円 |
消耗品費 | 5万円 |
販売促進費(広告など) | 5万円 |
合計 | 55万円×3か月=165万円 |
前回で、運転資金には<固定費>と<変動費>があり、イコール<損益分岐点>ですと紹介しました。
- 損益分岐点=固定費+変動費
開業後の費用なはずの運転資金も開業資金に加えておくのは、オープン当初の売上が損益分岐点をクリアできるかわからないからです。
でも、たとえ売上が上がらなくたって、給与、家賃、その他は否応なく出ていきますよね。
そんな時期、開業資金の中に運転資金用のキープがあれば、売上が上がってくるまでしのげます。
なので開業資金の中に、最低でも「運転資金の3か月分」ぐらいを入れておきましょう。
開業前のほうが融資を受けやすい
先生が接骨院の開業資金(初期費用+運転資金3か月分)に金融機関からの<融資>を見込んでいるなら、絶対に必要なのは・・・ハイ毎度おなじみ<事業計画書>ですね笑。
融資と聞くと身構えちゃいそうですが・・・
先生「〇〇をするのにお金が必要なので、〇〇円貸してください」
銀行「では、〇〇に〇〇円が必要な根拠を見せてください」
つまり、金融機関からの借入を融資と言います(詳しくは【後編】で)。
で、銀行が見たい根拠とは、事業計画書のことです。
ここで重要なポイントがひとつ!
融資は開業前のほうが受けやすい。
逆に言えば、開業後に「やっぱり〇〇も必要だったのでプラス〇〇円貸してください」と頼んでも、実際に売上が上がってくるまで、銀行もカンタンにはウンと言わなかったりします。
なので院内の設備費、特に<物療機器>は、開業前の事業計画書でガッツリ決めておきましょう。
ただし、”慎重”にお願いします。
【ウエダポイント】機器で後悔する先生が増えている
以前は、どのメーカーの機器も大差なかったので、選ぶのも容易でした。
ところが最近の医療機器(物療機器)はそれぞれ特徴があり、種類も多岐にわたります。
その結果、よくわからないまま購入し、後悔する先生がとても増えてます!
原因は、(後悔して欲しくないのでハッキリ書きますが)先生自身に機器の知識がないから!
強く言います!機器を勉強し、必要なものだけに資金を使いましょう!
ウエダは機器の相談を受けると、【1DAY物療体験イベント】に招待しています。1日で物療機器(最大15機種以上)を勉強できる体験型のイベントです。
また最近では、Zoomを使った【セラピストZOOMセミナー】でも、最新機器の紹介や説明をしています。セミナーの詳細は【接骨院向け【セラピストZOOMセミナー】やってます】までどうぞ。
どちらも無料です。興味のある方はウエダまでご連絡を。
ちなみに、私の会社は各メーカーさんの正規代理店資格をもってますから、イベントやアドバイスだけでなく実際の導入まで責任をもっておつきあいできます。
2020年の導入実績は下記のとおりです。
- ハイボルテージ治療器
- 干渉波治療器
- 低周波治療器
- 超音波治療器
- ラジオ波温熱機器
- 微弱電流治療器
- SSP治療器
- 高周波治療器
- コンビネーション治療器
- 超短波治療器
- マイクロ波治療器
- 赤外線治療器
- ホットパック
- 体外衝撃波治療器
- EMS機器
- 酸素カプセル
- 牽引治療器
- ウォーターベッド
- 高性能体組成計
- 姿勢分析システム
- レーザー治療器
- 冷却治療器
- 筋膜リリース機器
- カイロベッド(トムソンベッド)
- 超音波観察装置(超音波エコー)
次回の【接骨院開業準備シリーズ】は【開業資金を集める。(後編)】です。
ではまた!
<参考元>