ラジオ波で届く、深部へのアプローチ―整骨院三好の勉強会レポート

ラジオ波を導入した理由―手技だけでは届かない場所がある

整骨院三好では、施術の質をさらに高めるためにラジオ波の勉強会を実施しました。

導入のきっかけは、臨床現場での「限界」でした。深部外旋筋群、大腿直筋と脂肪体の関係、腸骨筋など、体の奥深くにある組織に対して手技だけでアプローチするには、どうしても届きにくい部分があります。その課題を解決する手段として、ラジオ波に注目しました。

一般的な温熱療法は皮膚表面から数ミリ程度にしか熱が届きません。一方、ラジオ波は体の内側からジュール熱を発生させるのが最大の特徴です。細胞同士の摩擦によって発熱し、硬くなった筋肉や筋膜を効果的にリリースします。さらに、硬結している部分や組織の抵抗が強い箇所に選択的に熱が集まるという性質も持っており、ピンポイントでの深部アプローチが可能です。


上半身へのアプローチ―筋膜のつながりを活かす

ラジオ波の効果を最大限に引き出すポイントの一つが、**「筋肉を収縮させながら照射する」**という使い方です。

たとえば右の僧帽筋が硬い患者さんには、腕を動かしてもらったり抵抗をかけたりしながらラジオ波を当てます。僧帽筋の上部線維と三角筋は筋膜レベルで強くつながっているため、その連動を意識した施術が重要です。

十分に熱が入ると、術者は通常の約40%の力で効率よく筋肉をほぐすことができます。

また、菱形筋と棘下筋、菱形筋と前鋸筋といった肩甲骨周辺の筋肉も、筋膜レベルで密接につながっています。そのため、単一の筋肉だけを狙うのではなく、広範囲にクリームを塗り、連動させながら広くアプローチすることが推奨されています。腰方形筋のような深層筋には、真横からのアプローチが有効です。


下半身へのアプローチ―トーマステストと組み合わせた評価と施術

大腰筋・腸骨筋など下半身の深部筋にアプローチする際は、トーマステスト(仰向けで片膝を胸に抱え込むテスト)を活用します。

反対側の脚の動きを観察することで制限の原因を見極めます。

  • 膝が伸びてくる → 大腿直筋の硬さ
  • 外側に引っ張られる → 縫工筋などの硬さ

大腰筋へのアプローチでは、患者さんに膝頭を上に持ち上げてもらい、術者がそれに抵抗をかける**「ホールドリラックス」**の手法を使います。この状態でラジオ波を照射しながら数秒間キープし、その後リラックスさせる動きを繰り返すことで、深部からしっかりと緩みを引き出します。

大腿直筋へのアプローチも同様に、出力を40〜60%程度に設定し、膝を伸ばす動作に抵抗をかけながら照射します。内側からの発熱によって筋肉が徐々に緩み、柔軟性が改善されていく変化をその場で確認できます。


ラジオ波は「熱を当てる」だけの機器ではありません。筋肉の動きや筋膜のつながりを理解した上で使うことで、手技だけでは届かなかった深部の組織に、確実にアプローチできるツールになります。

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