
「整骨院を開業したけれど、1日10人しか来ない…。これでやっていけるのだろうか?」
こうした不安を抱く先生は少なくありません。
確かに、10人という数字は大きくはありません。
しかし、**経営に必要なのは単なる人数ではなく「売上と利益のバランス」**です。
本記事では、1日10人の来院数でどれくらいの売上になるのかをシミュレーションし、整骨院が安定経営を続けるための考え方と具体的な戦略を紹介します。
1日10人の整骨院の売上・利益はどれくらい?

1人整骨院の場合の売上シミュレーション
1人で整骨院を経営する場合、来院数が1日10人でも十分に成り立つケースがあります。
例えば、平均客単価を5,000円と仮定すると、1日の売上は以下のように計算できます。
1日の来院数 | 平均単価 | 1日の売上 | 月25日稼働の月売上 |
10人 | 5,000円 | 50,000円 | 1,250,000円 |
ここから経費を差し引くと、実際の利益が見えてきます。
仮に固定費20万円(家賃・光熱費・備品など)をかけているとすれば、
1か月の利益は 約105万円 となり、十分な水準といえるでしょう。
- 平均単価が高ければ少人数でも利益は確保できる
- 経費を把握することで「10人」で十分かどうか判断できる
つまり、単に人数が少ないからといって「経営が厳しい」とは限りません。
スタッフを雇っている場合の必要人数と採算ライン
一方で、スタッフを雇っている場合は計算が変わります。
人件費という大きな固定費が発生するため、採算ラインを見誤ると赤字になるリスクがあります。
例として、スタッフを2名雇用した場合を見てみましょう。
条件 | 数値 |
平均単価 | 5,000円 |
1日の来院数 | 25人 |
月25日稼働の月売上 | 3,125,000円 |
固定費(家賃・広告など) | 300,000円 |
人件費(2名分) | 800,000円 |
利益 | 約2,025,000円 |
このように、スタッフを雇った場合には10人では明らかに不足します。
1人あたりの施術人数や売上を上げなければ利益が残りにくいのです。
- 個人経営なら10人でも黒字化は可能
- スタッフを雇う場合は20〜30人規模が必要
この違いを正しく理解して、経営計画を立てることが大切です。
整骨院は1日何人の集客を目指すべきか?

売上目標から逆算して必要人数を計算する方法
「1日何人を目指すべきか?」を考える時は、まず売上目標を設定することが重要です。
計算式はシンプルです。
必要来院数 = 売上目標 ÷ 稼働日 ÷ 平均客単価
例えば、年収1,000万円を目標にするとしましょう。
月換算では約83万円が必要です。
- 平均単価が5,000円
- 月25日稼働
この条件で計算すると、必要来院数は1日約7人です。
つまり、10人来ているならむしろ余裕がある水準となります。
客単価によって変わる「目標来院数」の考え方
集客人数は客単価によって大きく変動します。
以下の表を見てください。
平均単価 | 1日必要人数(売上目標40,000円の場合) |
2,000円 | 20人 |
5,000円 | 8人 |
10,000円 | 4人 |
このように、客単価が低いと多くの人数をこなす必要がある一方、
高単価施術なら少人数でも十分な売上を確保できることが分かります。
結論として、単に「人数」だけでなく、単価戦略とセットで考えることが不可欠です。
集客数が少なくても利益を伸ばす方法

リピート率を高めて安定収入を得る工夫
新規集客だけに頼る経営は不安定です。
リピート率を高めることで、少人数でも安定した収益を確保できます。
具体的な工夫としては以下の通りです。
- 初回時に次回予約を提案する
- 回数券や継続プランを導入する
- 施術後に改善状況を丁寧に説明し信頼を築く
例えば、新規顧客10人のうち5人が月4回通ってくれれば、
合計で30人分の施術につながることになります。
このように、リピート率の向上は売上安定に直結します。
自費メニュー導入や客単価アップの戦略
もうひとつの方法は客単価を上げる工夫です。
整骨院は保険診療だけでは単価が低く、利益が薄くなりがちです。
そこで、自費メニューの導入が効果的です。
- 姿勢矯正や骨盤矯正
- 美容整体やリラクゼーションメニュー
- 運動指導やパーソナルケア
これらは保険が効かない分、単価を5,000〜10,000円以上に設定できるケースが多いです。
結果として、来院数が少なくても十分な売上を確保できます。
集客に強い整骨院にするための経営戦略

広告・WEB集客(ホットペッパービューティーなど)の活用
現代の整骨院経営において、WEB集客の強化は必須です。
チラシや看板だけでは限界があり、特に若い世代の集客には繋がりにくいからです。
有効な方法としては以下があります。
- ホットペッパービューティーへの掲載
- Googleマップ対策(MEO対策)
- InstagramやLINE公式アカウントの活用
特にホットペッパービューティーは、予約システムやリピート率改善ツールも利用できるため、個人経営の整骨院には非常に有効です。
立地・商圏分析・差別化で「選ばれる整骨院」になる方法
また、集客の根幹はやはり立地と差別化です。
- 駅近や人通りの多いエリアは集客力が高い
- 商圏分析によりターゲット層(学生・高齢者・ビジネス層)を把握
- 他院との差別化ポイントを明確にする
差別化の方法は「専門性」「サービス」「雰囲気」など多岐にわたります。
例えば、スポーツ整体専門院や美容整体に特化した院などは、同じ地域に整骨院が乱立していても選ばれやすくなります。
まとめ

整骨院の来院数が1日10人という数字は、一見すると少なく感じられるかもしれません。
しかし、**経営の成否を左右するのは人数ではなく「客単価」と「リピート率」**です。
しっかりとした計画を立て、施術内容やサービスを工夫すれば、少人数でも安定した利益を確保することは十分可能です。
さらに、近年では施術の質と経営効率を同時に高めるために、医療用EMSの導入が注目されています。
とりわけ「時短君」は、わずか30分で深層筋へアプローチできる高出力EMSであり、患者様にとっても施術者にとっても大きなメリットをもたらします。
【時短君が選ばれる3つの理由】
- 短時間で高い効果を得られる高出力EMS設計
- 施術スタッフの負担を軽減する省人化システム
- 導入初月から月商アップにつながった成功事例が多数
このように、「時短君」は施術の質を高めたい整骨院や売上を安定させたいオーナーにとって強力なサポートツールとなります。
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今の経営課題を解決する第一歩は、正しい情報を手に入れることです。
ぜひこの機会にご相談いただき、理想の整骨院づくりを進めてみませんか。